どうもー.年中漠然とした不安に襲われていているsitaです.
この記事では漠然とした不安に襲われたときに,何をしたら良いかについてまとめました.
今回は自分が最も考えを整理すべきだと思っているテーマをせっかくなのでホームページ上でまとめた感じです.記事の中にも出てきますが,自分の考えを言語化して明確にすることも重要なことなので早速実践したという感じです(笑).
不安感の要因を書き出す(しっかり認識する)
まずはボンヤリとしか分かっていない不安感の原因を明確にしましょう.モヤモヤとしているのはハッキリとしていないからです.
あなたが「不安を取り除くために行動しよう!」と折角思い立ったところで,不安の正体が何者なのか分かっていなければ途方に暮れてしまい,結局は漠然と不安感に襲われ続ける日々を過ごすことになってしまいます.
そのため「不安感をどうにかしたい」「不安感から解放されたい」と思っている人は兎にも角にも,まずは不安感の原因が何かを書き出す事から始めましょう.
いきなり正解にたどり着かなくて良いです.不安と聞いて浮かんだ事や単語をとにかく箇条書きにしてみましょう.
よくある不安の要因
将来何が起こるか分からないことによる不安
多分ほぼ全員が常に晒される不安がこれでしょう.今後いつどんな出来事に巻き込まれるのか分からないという不安です.
もう少し具体的に一部例を書きますと
- 大きな事件・事故に巻き込まれるかも知れない
- 自分や家族が重い病気にかかるかも知れない
- 将来的に今の自分の仕事や会社が無くなってしまうかも知れない
など,不安に思うことは人それぞれ抱えているでしょう.
今のままで良いのかという不安
僕がよく感じる不安はコレです.いつも自分が取った選択に対してこれで良かったのかと振り返ってしまいます.良く言えば向上心があるのですが,悪く言えば自分に対してアマノジャクな自分がいる感じです.
一応,口では「違う方を選択したらもっと悪い結果になる可能性があるし現状に大きな不満はない.あの選択が正解かは分からないが間違えてはないだろう」なんて言い聞かせてますが,やっぱり過去の自分の選択を疑ってしまいます.
また,現状に不安を感じる理由の例としては以下のようなものが考えられます.
- やりたいことが多過ぎて全部中途半端になってしまっている
- 反対にやりたいことが全くなくて生きる理由を見いだせない
- 自分の武器になるものはあるけど,それが今後も価値があるのか疑問
僕は一番上と下がよく感じる不安ですね.
金銭面が不安
今までのものと被る部分がありますが,金銭面での不安も多くの人が抱えているものです.
子育て資金と老後の心配をしている人が多い気がしますが,独り身状態でもかなりマシではありますが大きい病気にかかってしまったら余裕なんて無いという人も多いと思います.
人間関係に対する不安
これは複数種類あると思います.
少し先の将来に自分と仲良くしてくれる人やある程度の頻度で遊んでくれる人はどれくらいの人数いるのか.将来完全に孤独な生活を送ってしまうんじゃないか.親族,親戚や近所の人とトラブルが発生するんじゃないかとか.
特に仕事が忙しい上に,僕みたいにインドアな趣味ばかりだし趣味も少ない人はなかなか交友関係が増やせなくて困っている人も多いんじゃないでしょうか.
解消策は「行動すること」と「心持ちを変えること」
不安を解消するには,原因を無くしたり原因を軽減したりするために「行動すること」と,不安を感じなくなるor不安を感じづらくなるように「心持ちを変えること」の2つのアプローチがあります.
両方のアプローチを取ることをオススメします.
不安の原因によっては自分が頑張ったところでどうにもならなかったり完全に解消するまで時間がかかる場合が多いからです.反対にメンタル面を変化させるというアプローチも限界があったり時間がかかったりするので,両方のアプローチを取るべきだと思います.
解消策の案(行動編)
将来がどうなっても対応できるスキルを付ける
将来どの仕事が必要になって,どの仕事が無くなってしまうのか確実に当てられる人はいません.凄い頭の良い人が可能な限り多くの情報を見て将来を予測したら当たる確率は確かに高いのかも知れませんが,何もかもこの世の全てを知ることはできないので100%とは言えませんね.
このことから何が言いたいかと言いますと,将来がどうなろうと役に立つ汎用性が高い知識やスキルを身に付けると良いと思います.具体的には
- 論理的思考力
- 理解力
- 観察力
- 情報調査力
- 情報管理力
- 情報発信力
- 体調管理能力
- メンタル管理能力
- 財産管理能力
上に並べた言葉と「スキル」という言葉が結び付かない人も居ると思いますが,上記に挙げたものはどんな仕事をする上でも武器になる超便利な汎用スキルです.もはや仕事に限らず生きている間ずっと使い続けます.
じゃあこれらを身に付けるにはどうすれば良いのか.「本やネット,人との会話から情報を仕入れること」「色んな物事に真剣に取り組んで色んな試行錯誤と経験をすること」の両方ともやり続けていれば身についていきます.
簡単に言えば仕事と趣味と家事,全てを真剣にやれば良いんです.もちろん疲れてしまうので手を抜くことが必要なのですが,この「手を抜く」部分で,「どうやれば労力・時間を減らせるか」「どうやれば同じ労力でより多くの結果を出せるか」,究極的には「より少ない労力・時間でより高クオリティな結果を生むにはどうすれば良いのか」ということを考えましょう.
そういう上手でクールな手抜きを真剣に考えると色んなスキルが身についていくと思いますよ.まずはそういうところから始めてみると良いと思います.
お金を稼ぐ・貯める
これは正直行動力がある人限定なのですが,副業や投資を始めたり,本業でもっと仕事したいアピールをして残業を増やしたり,転職して年収を増やすなどしてお金をとにかく稼いで,金銭的な不安を減らすという手があります.
ただ,不安感を感じている人が身体を酷使してしまうと鬱になってしまう可能性があるので,自分の心理状態と体調を良く考えた上で実行することをオススメします.
まぁただずっと続けるかは別として,副業を考えている人は少しだけお試しでやってみると良いとは思います.試してみると凄い楽しくて趣味になるかも知れません.僕は全然稼げてないけどこのブログが趣味になっています.
反対に色んな意味でのサバイバルの知識を付けてしまう
知り合いに生活保護などのセイフティネットや節約術,路上生活などにやたら詳しい人がいます(笑).
この人のように,どん底の生活をせざるを得なくなっても困らないくらいに,お金を極力使わない生活に詳しくなってしまうという手もあります.
貧乏生活を経験して「どうせ失敗してもあの生活に戻るだけだし,新しいビジネスにチャレンジするかぁ」というノリで夢を追いかけられる人も居るみたいですね.
路上生活に詳しくなるのは嫌だという人は(僕もそうですが),趣味としてキャンプを始めたり,ハードルが高いならキャンプの知識を付けるだけでもしてみるとどうでしょう.家以外の場所で生きる知識を増やしておくのはかなり有用だと思いますし,少し生きていくことへの自信が付くかも知れません.
人や体験などとの出会いを増やす
今までになかった誘いには積極的に行くようにしたり,新しいことに常にチャレンジするようにしたり,とにかく人や出来事との出会いを増やしましょう.
新しい考え方や新しい経験が増えていくことによって,良い不安の解消方法を知ったり自分の置かれている状況の捉え方が変わる可能性があります.
不安の解消に限らず,多くの人にあって色んなことを経験するのは重要です.まだ行動する元気がある人は改めて意識すると良いと思います.
まぁ,コミュ症の僕は全然お友達を増やせていないので人のことを言えないんですけどね…
力を入れて取り組もうと思うものを複数持つ
自分の趣味,生き甲斐と思えるものを多めに持ちましょう.他人に言えるかどうかではなく自分がそう思うかどうかで大丈夫です.
自分の生きがいだったり,力を入れていることが仕事と趣味1つくらいしかない人は,仕事を失ったり趣味に飽きてしまったり属するコミュニティに居づらくなってしまったときに虚無感に襲われる可能性が高いです.
体力と時間の関係上,1番力を入れるものは1つにしておいた方が良いですが,2番目にちょっと力を入れているものは複数持っておいた方が良いです.
解消策(心持ち編)
そもそも自信なんていつまでも付かないと気付く
「自信が無いことは問題ではない.考える必要はない」という考えを持ちましょう.
行動編で自信を付けるような解消策をいくつか紹介しましたが,そもそもの話どれだけあなたが逞しくなったとしても完全な自信なんてものは得られません.何故なら知識や経験を得れば得るほど人生の不確実性をよく知ることになって,自分が今後もずっと上手く生きていける確証を持つことができないからです.
だから「自信が無いこと」は問題ではありません.反対にいつも自信があるのは慢心の可能性があるので不安です.「自信が無いこと」で悩んだり考えたりするのは時間の無駄です.悩む時間があるのなら行動してしまった方が良いです.
しかし,そうは言っても自信の無さに悩んでしまうのが人間です.だからこそ「自信が無いことを問題視しない心持ち」と「自信の無さを少しでも軽減する行動」の両方で「自信の無さ」から来る不安を軽減していきましょう.
目の前のことに集中することが最善策と意識する
将来への不安とか過去の後悔とかが頭によぎってしまって目の前のことに手が付かないことも多いと思います.
しかし,将来のことを考えるのも過去の反省を考えるのも後で時間を取って集中してやるべきです.何かに取り組んでいるのなら目の前の作業をさっさと終わらせることに集中するべきです.
目の前のことに真剣に取り組めば(仕事が嫌なら早く帰ることor自分の仕事量を減らすことに真剣に),色んなことを学ぶことができて成長することができます.そして何より早く終わります.そして,真剣だからこそ工夫をするようになって僅かながらでも楽しい部分ややりがいが出てきます.
心配事のほとんどは起こらない・起こってもどうにかなると意識する
心配性で何でもかんでも心配してしまって多くの不安に晒されていると漠然とした不安感になりますが,心配したことのほとんどは起こりません.
ほぼ確実に起こると分かっていることは心配事ではなく単純に問題・課題です.心配をしている場合ではなくてすぐに対策しましょう.
もしかしたら起こるかもという心配事は対策するのがベストですが,対策しようがない時は素直に諦めましょう.もし心配事が実現したときの行動は考えておいた方が良いですが,多分そもそも起こりません(起こったらごめんなさい).
そして,起こったところでどうにかなります(すごい困ったらごめんなさい).
とは言え命に関わることはできる限りの対策をしてくださいね.
考え出した解消策は書いて言語化する
最初の方で不安感の原因を言語化しろと書いたように考え出した不安解消策も書き出しましょう.
これは何事でもそうです.決めたことはちゃんと言語化しましょう.
ノートに書いてもPCやスマホで何かに書き込んでも良いですが,自分の考えを明確なものにするためにちゃんと自分の言葉で文章化することをオススメします.これをやらないと本来の目的を忘れてしまって段々と何となく生きるようになって,またすぐに不安に襲われますよ.
行動する元気が無いときは,まずは休もう
不安を解消するためには行動するのが一番ではありますが,かと言って行動できない自分を自己嫌悪して余計に不安感を増やしてしまうと負のループにハマってしまいます.僕もよくありました.
まずは行動する元気を蓄えましょう.ちゃんと休むというのも立派な不安軽減のための行動です.
そして,心持ちを変えるというアプローチの方をまずは試してみましょう.
過去に無気力なときの過ごし方について記事にしたので,特に後半部分を参考にしてみてください.
不安で寝れない人は入浴を上手く使おう
特に一人暮らしで普段湯船に入らないという人にオススメなのが,寝る前に湯船に浸かって風呂あがりの眠気に任せてすぐ寝てしまうという手があります.
普段湯船に入っているという人もお風呂の温度や入る時間帯を調整して,風呂上りの眠気を利用してみましょう.
上手く寝れてしまえば寝不足が解消されて体力・気力ともに回復して精神状態が安定する可能性が高いです.湯船に入ること自体も効能がありますしね.
最後に
多分この記事にたどり着いた人は,この記事や他の本を読んだところで完全に漠然とした不安からは解放されることはないと思います.
それでも少しでも不安の解消に役立てたら嬉しいです.
同士はたくさん居ます.弱い者同士ゆるりと生きていきましょ