どうもー.何でもかんでも紙のノートに書き込むのが趣味だったsitaです.
この記事では,僕の行動を大きく変えてくれた存在である「やりたいことリスト」というものを紹介しようと思います.
「単純にやりたいことを何でもかんでもリストアップしたら,金と時間の無駄遣いが大幅に削減され,行動に移すのが早くなり,周りの意見に流されづらくなったよー」という感じの話をします.
ルーズリーフ1枚とか大きめの手帳とペンだけ用意してもらえればOKです.
やりたいことリストとは
やりたいことを何でもとにかく羅列したリストです.
僕は「すぐできる部門」「時間がかかる部門」「お金がかかる部門」の3種類で優先順位ランキングを作っていますが,自分の好きな尺度で順位付けをします.
そして,これからの計画を立てるときの参考にするために使っています.
自分が実際に感じている効果
お金の使い方で後悔することが減った
やりたいことリストを作ってまず実感したのが,「本当に今1番やりたいことは何か」を考えるようになったことです.その結果,思い付きで大きな買い物をしてしまって後悔することが無くなりました.
例えば僕の場合,社会人になってから「高級なテレビとサウンド環境を用意して,ゲームの世界から帰って来れなくなるくらい没頭できる環境を作ってやる!」ということばかり考えていましたが,やりたいことリストを作ったらその夢は5位くらいにまで転落しました.ゲームへの出費はかなり低減して,本当に自分がしたかったことは脱毛であることに気付けました.
衝動的感情に弱いのでオヤツとか小規模な買い物での後悔は未だによくありますが,5000円を超える買い物での後悔は減りました.特に家電量販店でガジェットを衝動買いすることはなくなりました(笑).
行動力がついた.やりたいと思ってから実際に行動する確率が上がった
やりたいことリストを作ってから,「自分が本当にやりたいことを再確認して,それを強く意識するようになった」「やりたいことのネタが豊富になって,やりたいことが何も無いという状態にならなくなった」という2つの効果があって行動力が付きました.
リストを作る以前の僕は,強い不満を感じたり必要に強いられたりしないと行動できないタイプの人間でした.
しかし,リストを作ってからは不満が強くなる前から行動するようになって,良いなと思ったことをすぐ試すようになりました.
ホームページの運営も大学生になりたての頃からずっとやりたいと思っていましたが,結局大学院卒業するまで6年間やりませんでしたからね…そんな状態だったのにリスト作った3日後くらいにサーバーの契約しましたからね(笑).やりたいことリスト作ってやりたいことを明確にする効果は凄いです.


周りの意見に流されづらくなった(流されにくくなっただけだけど…)
自分にとって自分の一番嫌いな部分が「周囲の意見に流される」「周囲の目が気になってしまう」であるくらいに周囲に合わせてしまう性格なのですが,リストを作るようになってからは大分マシになりました.
昔は周囲が「彼女を作る気がないってのは作れないことへの言い訳,本当は欲しいに決まっている」とか言ってくるから「作れない」と自虐して周囲と合わせてきました.しかし,やりたいことリストを作って確信したのは,「彼女を作りたいという思いは他のやりたいことと並べると順位がとてつもなく低いこと」,そして「少し彼女が欲しいと思っていたけど,その理由は周囲の目が気になるからだったと言うこと」でした.今なら「彼女は別に欲しいとも要らないとも思っていない」とハッキリと言えます.
他にも「髭脱毛は理解できるけど男に全身毛が無いのはキモイ」とか「脱毛にお金かけるのは勿体なさすぎる」とか色々聞いていたので脱毛したいと思っているけどしない方向で考えていました.しかし,やりたいことリストを作って思いました.「髭と首より下の毛が全て憎い.とにかく自分に生えているのが気持ち悪くて不快.周りが何と言おうと俺は全て落としたい」「脱毛には実用的なメリットもたくさんある.やる価値は十分ある」と.そのため,金の使い方を大胆に変えて全身脱毛を始めました.今とてつもなく金の使い方に満足しています.
このように周囲の言動に一度流されていた僕でも,本当にやりたいことを意識して行動を決めていけるようになってきました.まぁ,まだ流される場面は多いのが現状ですが…
無気力になったときでもスマホをぼんやり眺めることが減った
僕は何事にもやる気が出なくなる時が頻繁にやってくるのですが,無気力な状態になったときは一度10分くらい昼寝した後にやりたいことリストを眺めるようにしています.
そうすると「あ,コレ今すぐできるしやってみようかな?」「忘れてたけどやりたいことあったじゃん!」となって,とりあえず何かやり始めることが多いです.
そのおかげで休日に布団の中で永遠とスマホを眺めて1日が終わるようなことが少なくなりました.
作り方・作るときのコツ
紙やノート,メモ帳(PC)やExcel何でもOK.最初はとにかく楽なもので
僕レベルの面倒くさがりだと準備段階でやる気を無くしてしまうので,最初はとにかく準備がほとんど要らない簡単なもので始めましょう.
手書きでもパソコンでの入力でも良いですし,スマホで作っても構いません.
僕はスマホとパソコンの両方から簡単に操作しやすいという理由で”Trello”という基本無料のタスク管理のサービスを使っています.スマホアプリ版は順番の並び変えなどがやりやすくて便利です.
スマホでも操作できるものにすると,ふと浮かんだアイデアがすぐに記録しやすいのでオススメです.手書きのメモやノートも普段持ち歩けば気軽に書き込めますね.
ただ,あくまでも最初は自分にとって始めるのが一番手軽なものにしましょう.始めることが最優先です.
やりたいと思ったことを何でも書き出す.本当に何でも
書く場所を決めたら次に何を書くかですが,やりたいことをとにかく何でも書き出します.本当に何でも.
大きな買い物も含める
個人的に一番効果が得られやすいと感じているのが納得いくお金の配分をできるようになることだと思っているので,「○○(高額商品)を買う」というものも書きましょう.
ただこの時,やりたいことによっては何かを買うことがそもそも必要なことが多いと思います.もし書き方に困ったら 重複するように感じても「○○でxxxをしたい」と「○○(高額商品)を買う」 は別々に書きましょう.自分のアイデアを余すことなく残すことが大事なので.
例えば,僕が上で書いた「高級なテレビとサウンド環境を用意して没入できる環境でゲームをする」というものは,それとは別に「4K120fpsで40inch以上のテレビを購入する」「5.1chのサラウンド機材一式を買う」と書きます.
もし値段感が分かるなら大まかな値段も書いておきましょう.
様々な規模,重要度,優先度など,とにかく多様に考えてみる
長期的な熱い目標も,短期的な下らない欲望もどちらも人間にとって重要です.
もちろん長期的な目標に向かって進む方が後の満足度は高くなるように思いますが,ガス抜きは必要です.日々が楽しいからこそ長く走り続けることができるしょう.
そのため,色んなスケールの欲望や野望を豊富に持っている方が豊かに過ごせます.
「もっとデカい野望はないかな?」と「もっと下らない手軽な欲望はないかな?」と両方の意識を持って書き出してみましょう.
ちなみに後述しますがこの時点でデカい目標や人生の目的なんて無くて良いです.恥ずかしいことじゃないです.僕も無いですし大丈夫です(僕と同類で本当に大丈夫なのかは知らんけど…).
どんな下らないことでも書き出す
上で書いた内容と重複しますが大事なことなので改めて.どんな下らないことでも書きましょう.
僕みたいなすぐに無気力状態になるような人はまず日々を充実させることから始めましょう.そのために「スケールの小さいやりたいこと」のネタを豊富にしておきましょう.
また,反対に現状で日々充実している人も「やりたいこと」を書き溜めてネタを充実させておくことをオススメします.まぁ僕の経験則的には充実している人はわざわざリストなんか作らなくても常に野望を抱えている印象がありますけど,ネタ切れになったら路頭に迷ってしまいますから保険的な意味でです.
最初は「自分のキャラ」「自分の能力」は考えない
他人の目を気にしてしまう気持ちはとてつもなく分かりますが,自分のキャラじゃないとか自分には無理と思って,せっかくやりたいと思ったことを忘れ去ってしまうのは勿体ないです.将来やる勇気が出てくるかも知れません.自分向けの記録として書き残して欲しいです.
また,嫌なことに無理に挑戦する必要はありませんが,やりたいと思った新しい試みはやった方がほぼ確実に人生楽しいです.
ただし,勇気を出すのって精神を擦り減らしますから,まずは自分にとってチャレンジングなこともリストアップして一番簡単なものから少しずつチャレンジすることに慣れていきましょう.「チャレンジすること」自体に慣れていけば人生の選択肢が広がりますし行動力も高くなります.
面倒になってきたら一部だけ書く
面倒になったり飽きてきたら,大きくお金がかかることに限定したり,多くの日数を必要とすることに限定したりしてください.
真剣なことを考えることも面倒なら,下らないことだけを書き出しましょう.真剣なことも下らないこともどっちを書き出すことにも意味があります.
ただ,できれば大きくお金と時間を消費するような「人生において重要なこと」を取り扱って欲しいですね.この記事を読んでくれている方々は様々な悩みまたは向上心を持っていると思いますが,それらの想いに応える根本的な解決策は「今後の長期的な目的・目標を納得いくものにする.具体的に意識する」ことだと思います.
普段から書く
やりたいことリストはとにかくネタが豊富なほど良いです.
そのため,普段から良いアイデアが浮かんだらメモする癖を付けましょう.重要でないものはとにかくテキトーに羅列するだけで大丈夫です.
普段だったらその日限りで忘れてしまうようなこともメモをすれば後でもう一度思い出すことができます.そうすれば1日だけ考えても出てこないようなアイデアもたくさんリストアップすることができますよ.
使い方・使うときのコツ
優先順位を付ける(短期~長期の様々なスパンで)
リストアップしたら順位付けをしましょう.
このとき様々な種類のランキングを作って欲しいのですがランキングをたくさん作ると大変です.
まずは短期(数時間~1週間程度),中期(数週間~半年程度),長期(1年以上)などに分類することをオススメします.参考程度に期間を書きましたが自分のリストを見て期間に関しては調整してください.
あとはお金がかかるものだけ集めたもののランキングもオススメです.
順位付けが完了すれば,「あれをやっておけば良かった」と後悔することが減ってくるはずです.
「どうありたいか」「どんな人生を送りたいか」という視点も持つ
「ライフミッション」だとか「人生かけてやりたい仕事」とか無理に持つ必要無いと思います.
既に持っている方はそれはそれで魅力的ですし,きっと本人も充実した日々を過ごしているので良いと思います.ですが,今持っていない人が無理矢理探す必要はありません.
人生の目的が無い人は,「どんな自分になりたいか」「どんな生活を送っていきたいか」の方を考えると良いと思います.「普通の会社員としてテキトーに過ごして全力で遊んで生きていきたい」とか,「フリーランスとして過ごして色んな場所を転々としたい」だとか,「FIRE(経済的に自立して早期退職すること)を達成し,お金のことを考慮しないでそのとき興味がある仕事をして過ごしたい」とか.
「自分のなりたいキャラ」や「憧れの生活スタイル」を先に考えてから,やりたいことやその優先度を考えるのがオススメです.人生の目的・生きる意味だとか大層なものが無くても少しやりたいことが見つかりやすくなると思います.
お金・時間・体力の配分を考える.まずはお金だけでも
優先順位を決めたらお金や時間の配分を考えましょう.
特にお金ですね.自分の貯金,月収とボーナスなどから使えるお金の額を把握しましょう.その後,「実際にやるのはどれにするか」「次の夏のボーナス,次の冬のボーナスでどれをやるか」「予想外の出費があったときにどれから諦めるか」などを考えましょう.
このとき,無理に優先順位の順番にお金を使う必要はありません.例えば「やりたいこと2位を行うためには貯金全額使っても足りない」なんて場合は何もできなくなってしまいます.優先順位はあくまで参考です.自分の予算感から最終的な計画を立てましょう.
そして,慣れてきたらお金だけじゃなくて時間と体力も考慮した計画立てをするようにしましょう.体力は若い内しかありませんし,時間は若い内or定年退職後しかまとまって取れなかったり人それぞれ取れるタイミングが違いますしね.
何事にも無気力になった時に眺める
ここまで何だか意識高い系みたいなことを書いてきましたが,何もやる気出ない無気力系の人にやって欲しいのがコレです.
何もかもやる気が無くなった時のネタ探しに使ってください.何もかも面倒くさいという状態になったとき,普段からメモしておいた「やりたいこと」のアイデアを見返すと「これは少しやってみようかな?」と思えるものに出会えるかも知れません.
最後に
長くなりましたが,最初は「やりたいことをリストアップする」という部分だけでもやってみてください.
この記事で少しでも皆さんの人生への充実度が上がってくれたら幸いです.
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